ルール条件付きタイプ


うまく子どもを制限できないとき、ルールや約束という拘束力のある言葉をつけてしまいがちです。ですが、簡単にルール化してそれを破られてしまうとルールは破っていいものという認識になってしまいます。また条件付きも条件がないと動かない子になってしまいます。

ルール付け
例:子どもがゲームばかりしている。
母「もう明日からゲームは1時間まで。約束ね」
次の日子どもが約束を破る
母「昨日約束したよね」
子「明日からちゃんと守るから」
母「今度こそ約束だよ」
また破る
母:「今度こそ約束だよ」
また破る。母キレる
母「約束だって言ったでしょ!」
子「ちゃんと1時間勉強するから」
母「じゃあ、1時間勉強してから1時間ゲームにするんだね。今度こそ約束破らないでよ」
また破るの繰り返し。

条件付け
母「みんながいる部屋掃除してくれない?」
子「え~、本読みたいからできない」
母「お部屋掃除したら500円あげる」←これは私が小学生の頃に言われた条件。条件がないと動かない子になりました。

親の考えのみで作られたルールはやらされている感が強く、子どもは何故そうしないといけないのか納得できずにいます。
ルールを決める前に自分の問題と子どもの問題を切り離すと問題が明確化するのでいいですよ。
切り離しができていないと
「○○しなさい」と命令したり「あなたのためを思って言っている」
ついつい口から出てきます。
そして子どもは「言っても分かってもらえない」「言うのはやめて返事しとこう」こんな思考に変換されます。
自分で決めた場合は「自分で決めたものを実践する」というポジティブな内容になります。
自分で決めたという実感と、親が自分を信用してくれた!と受け取るので幸福度はアゲアゲです↑

ルールの決め方・我が家の場合
ゲーム時間が長いと目が悪くなる→子どもの問題
ゲームをしている姿をみると、このままで大丈夫なのかと不安になる→親の問題
ゲームばかりして勉強しない→子どもの問題
勉強の遅れが気になる→親の問題
ルールを決める時は子どもの問題に着目します。

母「ママはゲームの時間が長くて目が悪くなるのが心配。ゲームの時間決めてみない?」
息子「いいよ」
母「どうする?」「いつまでがいい?」「どうしてそう思う?」など声をかけながら、自分の意見と違っても否定はせずに受け入れます。
そしてお互い納得したところをとりあえずの着地点に決めるようにしています。
話し合いを繰り返しているとお互いに考える習慣ができてきます。
我が家は今[自分で考える]を強化中なので自分がやりたいと思うこと(主にゲームの時間やYouTubeの時間に関してですが)に関して親を納得できるようにプレゼンしてもらっています。
私自身もなるほど~。とか自分の価値観の偏りに気づくきっかけになったりと発見があって面白いですよ。